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九能ワインズ テーブル30 2019
オレンジワイン×ヴァンジョーヌの独創的ワイン。除梗しプレスされたピノ・ブランのジュースは野生酵母によって醗酵。その後リースリングの果皮・茎を加え、約2週間のスキンコンタクト、プレス。発生した酸膜酵母と共にステンレスタンクで10ヶ月熟成。ノンフィルター、清澄剤不使用、酸化防止剤添加(10ppm)。カリンや柴漬けのような酸化的なフルーツにピリッ
とくるスパイシーさ、そして強い旨味。
ピノ・ブラン90%、リースリング10%
Alc :12%
九能ワインズ
期待の日本人若手醸造家 Yuki Nakano / 中野 雄揮氏によるワインプロジェクト。中野氏は京都府相楽郡精華町出身。
(生まれは奈良とのこと)大学時代の留学で訪れたオーストラリアでワインに触れる。大学卒業後、大阪のフレンチ、イタリアンでソムリエとして勤務する傍ら 2015 年からワイン醸造をスタート。醸造に携わったワイナリーは、2015 年 - イタリアのトスカーナ、キャンティクラシコ地区の Poggio Scalette、2016 年 - オーストラリアのバロッサバレー SmallfryWines、ニュージーランドのマーティンボロ Don&Kindeli Wines、日本 山形県南陽市新田の Grape Republic、2017 年 -Smallfry, Don&Kindeli, Grape Republic で引き続きワインメーカーとして勤務。2017 年にはオーストラリアから自身のブランド「九能ワインズ」にてワインをリリースしました。
数字の九に能面の能で九能(クノウ)と読み、九能は中野さんの母方の祖父母の苗字で日本国内でも数世帯しかなく将来消滅する可能性があることを聞かされて育ったそう。九能の名をワインのレーベルとして形に残したい気持ちでスタートしたという Kunoh Wines プロジェクトはオーストラリアのバロッサ、日本の宮城県からもワインが不定期にリリースされてきました
が、現在本拠地はニュージーランドのネルソンに定まっています。
日々の暮らしから「滲み出る何か」とその土地のキャラクターを、中野さん自身の解釈で亜硫酸無添加という形でワイン醸造し表現していくプロジェクト。