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トゥット・アンフォラ・ロッソ
アンフォラで発酵・熟成したオーガニックワイン。
プラムや野生のベリーを思わせる香り。力強いタンニンと酸味、豊かな果実味のバランスが良いフルボディの味わいです。
ぶどうは収穫後除梗、素焼きのアンフォラに移し3か月間マセラシオン、発酵は天然酵母による自然発酵。 この際SO2は添加しません。発酵終了後そのままアンフォラで6か月熟成。
生産者:ラ・ジネストラ
生産国:イタリア
産地:トスカーナ
原産地呼称: IGTトスカーノ・ロッソ
ヴィンヤード:自社畑。畑は南東向きで標高330~350m、粘土とシルトの混成土壌。植栽密度は1haあたり4500本で平均樹齢は20年。
葡萄品種:サンジョヴェーゼ 100%
アルコール度数:14%
オーガニック認証: CCPB(イタリア) SO2含有量10mg/L
赤ワイン フルボディー
【La Ginestra】
有機農業でトスカーナの豊かな自然と伝統を次世代へと引き継ぐ
のどかな田園風景が広がるサン・カッシアーノ・イン・ヴァル・ディ・ペーサの地に、トスカーナの田舎の伝統を受け継ぎ、新たな歴史を作ることを目指し集まった熱意あふれる若者たちによって、1978年に協同組合ラ・ジネストラが設立されました。
かつて貴族が所有し、何十年も放置されていた地所を手に入れた彼らは、そこに生い茂る美しいゴールドの箒草にちなんで組合の名前を「ラ・ジネストラ(箒)」と名づけました。
現在は設立以来のメンバーであるマルコ・ノッチとフランチェスコ・フィリッポーニを中心に、ラ・ジネストラ設立後の80年代~90年代生まれの若者たちも加わって運営されています。ワイン用のぶどう栽培は1990年代の終わりに開始されました。5haの畑にはサンジョヴェーゼ、カベルネソーヴィニヨン、メルロー、コロリーノ、カナイオーロの5種類のぶどうが植えられました。
ぶどうはもちろん有機無農薬栽培、キャンティやキャンティ・リゼルヴァを始め、様々な個性あふれるIGTワインを産み出しています。
さらに2012年からはマルコの息子ダリオ・ノッチが醸造責任者として加わりました。大学で醸造学を学び、フランスとオーストラリアでワイン造りの経験を積んだ彼は、自然のままのワイン造りを行うべく様々な取り組みを始めました。栽培におけるビオディナミの手法へのアプローチ、天然酵母による温度コントロールを一切行わない発酵、など。
畑から瓶の中まで、ぶどうや様々な生物、酵母の持つ生命力、活力に全てを委ね、極力人の手はかけない。
ダリオのこのような考えの下造られるラ・ジネストラのワインは、いずれも健全な果実の風味があふれ、やわらかさの中に力強さも感じさせる味わいに仕上がっています。
ダリオは近年アンフォラを用いたワイン造りにも取り組んでいます。