- TOP
- ソアーヴェ・クラシコ “モンテ・デ・トーニ”
ソアーヴェ・クラシコ “モンテ・デ・トーニ”
火山性土壌から生まれる、濃厚な味わいのソアーヴェ
やや緑がかった麦わら色を呈し、香りには火山性土壌のぶどうから造られたソアヴェ・クラシコ特有のミネラルを感じます。さらに桃やアプリコット、イエロープラムやカリンなどの熟した甘い香りが広がります。口当たりは柔らかく、フレッシュな果物の風味となめらかな飲み心地が印象的です。余韻は長く、ガルガーネガ特有のアーモンドのニュアンスが残ります。
畑はソアーヴェの北東、コスタルンガ村のモンテ・テンダの丘に広がります。畑の土壌は酸化鉄を含む赤い火山性土壌です。ぶどうの樹齢は30~60年、収穫は10月初めに手摘みで行ないます。
生産者:イ・ステファニーニ
生産国:イタリア
産地:ヴェネト
原産地呼称: DOCGソアーヴェ・クラシコ
ヴィンヤード:モンテ・デ・トーニ
葡萄品種:ガルガーネガ100%
アルコール度数:13%
ガンベロ・ロッソ トレ・ビッキエリ(2012VT)、ヴィニ・ディタリア 90Pt(2014VT)
【イ・ステファニーニ】
ガルガネーガの特徴と現代的味わいを融合させる注目の生産者
イ・ステファニーニは、2003年設立の非常に新しい生産者ですが、短期間にソアーヴェのトップクラスの生産者の仲間入りを遂げた注目の造り手です。ワイン造りを始めるにあたり、ユニークな土壌で 育ったガルガーネガの個性を生かすべく、ワインの発酵、熟成を全てステンレスタンクで行なう事にしました。
クラシコやスペリオーレなど上級のソアーヴェを造る生産者は現在でも多くが熟成にオーク樽を用いていますが、フランチェスコのこの試みは彼が自分の畑の土壌とぶどうの持つポテンシャルの高さを確信したことの表れでした。
ワイナリーの建物の背後の斜面に広がる2つの畑、モンテ・デ・トーニとモンテ・ディ・フィーチェは同じ斜面にありながら、全く異なる火山性土壌を持ちます。
低い位置にあるモンテ・デ・トーニの土壌は酸化鉄を多く含む赤土、そしてより高い位置に広がるモンテ・ディ・フィーチェは玄武岩が砕けた、 鉄分の多い暗灰色の土壌を持ちます。それぞれの畑には樹齢30年~60年のガルガーネガが植えられており、モンテ・デ・トーニはトロピカルフルーツの風味を持った華やかな味わい、モンテ・ディ・フィーチェはミネラルのニュアンスが強い、固く引き締まった味わいと、同じぶどうでも対象的な風味となります。
いずれのワインも既にガンベロ・ロッソでトレ・ビッキエリを獲得するなど内外で高い評価を得ており、フランチェスコも「紛う事のない新しく偉大なソアーヴェの造り手の一人」と最高級の賛辞を受けています。
その個性あふれるワインを、是非味わって下さい。