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ジョアン・パト 濁りスパークリングワイン NV
澱引きせずに味わいをそのまま表現した濁りスパークリングワイン。実にナチュラルで心地よい味わい。新鮮なフルーツを思わせる。アフターには果実の甘みを感じさせる。
ワインは人の介入を最小限に、自然に任せた造りで造られる。自社畑のぶどうは収穫後、破砕・プレスした後、ステンレスタンクへ移される。自然の温度で自生酵母による発酵が始まり、約3週間発酵の後、清澄や濾過を行わず、酵母を加えボトリング。瓶内2次発酵を行い1年瓶熟成したのちリリース。デゴルジュなし、ドサージュなし。残糖 6g/L。
葡萄品種:マリアゴメス(フェルナン・ピレス)
Alc, 12.5%
ジョアン・パト
1970年、ジョアン・パトはバイラーダ地区で自社製造のワインを自らボトリングして販売を開始した。バイラーダ地区では初めての試みだった。その息子ルイス・パトは当時化学薬品会社の技師として働いていたが1983年にジョアンのワイナリーを引き継いでワイン造りを開始した。ルイスはバイラーダのワイン造り、特にこの地の伝統的なブドウ品種バガ種の可能性に着目し、それまで粗削りだったバガのワイン造りを新たな視点で挑戦し2000年には世界的な評価誌ワイン&スピリッツ誌の年鑑でポルトガルのトップ生産者に位置づけられ、同時に彼の造るバイラーダのバガ種のワインもポルトガルを代表するプレミアムと評価されるようになった。2004年には英国の評論家ジャンシス・ロビンソンがルイス・パトをヨーロッパのトップ25ワイナリーに選出している。
ルイスの娘、マリア・パトは父親からこの偉大なワイナリーを引き継ぐべく、現在ルイスとともにワイン造りを行っている。彼女の偉大な父ルイスへのリスペクトは当然だが、祖父ジョアンが現在のルイス・パトの原点になっていることに着目し、ジョアン・パトへのオマージュを込めてルイス・パトの新たなレンジ、よりナチュラルなワインレンジに祖父の名、ジョアン・パトを冠したワインを発表した。
ルイス・パトとマリア・パトによる新レンジ ジョアン・パト
ジョアン・パトのワインはバイラーダ地方の固有品種とその海から影響を受ける特異なテロワールを表現しており、ワイン造りにおいて人的な介入は最小限に抑えられている。
バイラーダのワイン造りの基準に縛られず、固有品種こそがバイラーダワインになりえるとの考えから、ラベルには地域の表示は無いものもあるが、全てバイラーダの自社畑、主に砂地土壌のAmoreira da Gandaraと石灰粘土土壌のOis do Bairroの二つの畑でバイラーダの固有品種のブドウから造られる。