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サトー・ワインズ・ノースバーン・ピノ・ノワール
最初にプラム、チェリーの果実にスミレのフローラルな香りと梗のニュアンスが感じられ、舌の中間から厚みがゆっくりと広がるが、重心は重くならず、全体的にエレガントにまとまっている。力みのない旨み成分が柔らかな質感のもとで心地よく広がり、熟したタンニンがアクセントとなり、穏やかな温かみある印象を残す。
4つの発酵槽のうち、2つの発酵槽は100%全房発酵(全体の4割)。発酵前と発酵中は酵母、酵素、亜硫酸の添加なし。発酵中は果帽を上層のみ静かに押し沈める。計28-30日間マセラシオンの後、バスケットプレス機で果皮を圧搾。15ヶ月間フレンチオーク樽で熟成させ(熟成中は亜硫酸添加なし)、ステンレスタンクに移し、翌年7月9日に澱引き(5ppmの亜硫酸添加)。8月4日に瓶詰め(10ppmの亜硫酸添加)。無清澄・無濾過。
生産者:Sato Wines
生産国:ニュージーランド
産地:セントラルオタゴ
ヴィンヤード:クロムウェルの北に位置するノースバーン・ステーション・ヴィンヤード(Northburn Station Vineyard)。土壌:非常に水はけのよい薄いローム層が片岩と石英の混じる川砂利の沖積土壌を覆い、ミネラルが豊富。畑は2015年からクラウディ・ベイからリース契約で、佐藤夫妻が栽培管理を行う。クローン:ディジョン115 and Clone 6。
葡萄品種:ピノ・ノワール
オーガニック認証:ビオグロ(NZ 政府公認の有機栽培認定)を取得
アルコール度数:13.3%
【Sato Wines】
ブドウの本来の美しい風味を追い求め、自分達でワイン造りを始める。理想とするヨーロッパの蔵元で研修を積みながら、2009年より自社ラベルをリリース。限りなく自然に任せSO2の使用を極端に抑えたワインは優しい風味を醸しだす。
「ブドウ の樹は有機及びバイオダイナミックによって育成されるべきで、ワイン造りにおいても極⼒⼈の⼿を介さず、化学薬剤や添加物を使⽤しないこと」が⼆⼈の信念で、限りなく自然に任せたワイン造りを目指しています。畑とワイン造りのプロセスのなかで、自然の微⽣物のバランスが維持されてはじめて、ブドウ樹が育ったテロワールの真のキャラクターが純粋にワインに表現されると信じ、それがサトウ・ワインズの基本理念となっています。